決めたのは出発2日前
予定通りなら今ごろ空港にいるはずだったのに、なぜか高速道路を走っている。
もちろん、空港に向かう途中でもなく。
コロナめ…
今シーズンも雪下ろしに行けないかもしれないなと思う。
これで小屋が潰れたらプライベートキャンプ場にしてやる。
再訪の地
元々、北海道に行く予定で取った休み、ぽっかりとスケジュールが空いてしまった。
だったらずっとやりたかった事をやってみようと、琵琶湖へ。
先々週に引き続き『湖岸緑地 支那1』
設営の話
何はともあれ、テントを立てる。
DODのワンポールテント(s)
遠目で見ると普通の立て方。あえて言うならロープを張ってないくらい。
中はこんな感じ。
そう、フライシートだけでシェルター化してみた。
これが以前からやってみたかった事の一つ目。
スカートがないから風通りが良い。
この使い方は初夏と秋に定番化しそう。
ただ、冬は寒い…
そして二又化もやってみた。
一食目の話
二又化できてればもっと快適な空間だったと思う。
ポールは中心に立ったままだ。
よし、昼を食べよう。
タマネギを濃いめの出汁で煮ていく。
スーパーで買ってきた豚カツを入れて更に煮ていく。
玉子を溶き静かに流し込む。
箸で大きく2回円を描き、一煮立ち。
一食目の豚料理は『カツ煮』
豚カツと一緒に買ったおにぎりをお供に頬張った。
完食。
景色の話
この三角形はいつも絶景を縁取る。
時折横切る野鳥や船。釣り人も。
そして日が差すとテント内の気温が上がり、瞼が重くなる。
瞼が重力と綱引きすること幾時間か。
夕暮れへと変わっていた。
先ほどまでの色がどんどん吸収されていく。
ランタン、つけますかねぇ。
夕暮れが少しだけ残り、遠くの街には灯りが点く。
滋賀は琵琶湖のおかげで街が近すぎなくて良いな。
燃やす話
薪を割る。
硬い…
鉈の留め具が緩んでいるので余計に割りにくい。
斧でも買うか…
これくらいでいいかな。
細かい薪ばかりだと燃え尽きるのが早い。
太い薪もないと。
きちんとやったのでキチンと燃える。
薪割りは大事だと痛感。
はぁ、暖かい。
暖かい。
あっつ!
少し距離を取る。
二食目の話
まずはくし切りの玉ねぎを炒める。
ここでの味付けはなし。
タレを絡めた豚肉を鉄板に乗せる。
油とタレを弾く音。
生姜焼きの香りが立ち込めて鼻を刺激する。
この香りだけで飲める…
今日は3本しか持ってきてないが足りるのだろうか?
もっと持ってきたらよかったー。
自販機でビール売ってたらいいのにな
生姜焼きを一枚ずつ焼いてはキャベツと食べる。
ビールを飲んでる時間があるなら生姜焼きを食べたい。
生姜焼きってこんなにパンチがある食べ物だっけ?
5枚を完食。
キャベツも完食。
豚ざんまいは缶詰めにも。
生姜焼きが美味すぎてビール飲むのを忘れてた。
まさかのビールあまり。
豚の角煮を温めてアテにする。
可もなく不可もなく、な缶詰めの味。
濃くて甘くて、その割には肉は蛋白で。
でも、ビールが進む味。
食後の話
カマドで暖をとる。
風のせいもあるのか良く燃えてる。
爆ぜるたびに火の粉が舞う。
翌朝、テントの穴を見つけた…
ランタンをテントに持ち込んでみる。
ランタンの優しく頼りない炎がテント内をぼんやりと照らす。
この後9時過ぎには、しっかりとランタンを消して就寝。
でも、なぜか2時間おきに目が覚め、しっかりと睡眠不足に。
あまり早い時間からゴソゴソとトイレ行ったりするのもなと周囲に気遣い、照明を赤くして『ミステリと言う勿れ』をスマホで観る。
このドラマは面白い。原作を買うか悩んでしまうな。
ちなみに照明を赤くした理由は特にない。
朝の話
東の空が少し紅くなり始め、細い月が浮かんでた。
この時間帯が好き。
珈琲豆を家に忘れたので、この日は缶コーヒー。
しばらく開けずに両手を温めてた。
あっという間に冷めていく缶コーヒー。
この後、SOTOのフュージョンで温め直して飲んだ。
朝食の話
朝は予想より冷えて、ヒーターアタッチメントで暖を取る。
これもテント内へ。
やはり意外と暖かくなるもんだ。
寒さも少しマシになったので、朝ごはん用の玉ねぎを粗みじん切りにしていく。
クッカーにオリーブオイルを熱して、玉ねぎとしめじを軽く炒め、更にベーコンも投入。
ベーコンに軽く焦げ目がついたらトマトジュースを投入し、レンチンご飯。
一煮立ちしたらチーズを入れて更に一煮立ち。
ベーコンのトマトリゾット。
朝食も豚ざんまい。
ウッドストーブに成型炭を入れ、冷めないよう温めながら食べる。
味、薄くないか…
塩が足りないのか?
と、クレイジーソルトを振る。
お、さっきよりイケる。
でも、何か物足りない…
と思いながら完食手前でコンソメを入れてないことに気づいた。
そりゃぁねー、味薄いし足りないわ。
片付けの話
朝食後は徐々に片付け始める。
ゴミの分別や洗い物の仕分けとか。
特にチェックアウト時間があるわけじゃないので、ほんとゆっくり。
おかげでテントも寝袋も干せた。
これが火の粉で開いた穴。
ま、仕方ない。
〆の話
荷物を全て車に積み込んだら、アイスの時間。
寒空の下食べるアイスは格別に寒い。
でもね、うまいんだよ。
この後、少し足を伸ばして比良の温泉へ。
『比良とぴあ』はこじんまりとしてるけど、そこまで人が多くない日帰り温泉。
良い温泉。
まん防のせいで、まさかの5週連続のキャンプになったけど、それはそれで良かったのかも。
今回のキャンプはここでおしまい。
でも、豚ざんまいは昼ごはんまで続きました。満足です‼︎
ふみぶーーん2022年2月1日
コメ失礼します
この季節の琵琶湖東岸は風が強いイメージがあるのですが、ステキな景色なんですね
遠くないので、近々行ってみようかなって思いました。
豚尽くし。。。尽くしましたね 笑笑
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野に出て飯を食う(野飯)2022年2月2日
@ふみぶーーん さん
コメントありがとうございます。
たしかにこの時期は比叡おろしとか比良おろしと呼ばれる風が吹きますね。
でも、2回行きましたが運良く風が強くなかったです。
景色はいいですよ。ぜひぜひ行ってみてください。
豚、尽くしました笑
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