久々に集うグルキャン。約1ヶ月ほど前からグループラインでお互いの日程調整や場所探し。いろいろあって迎えた連休終盤の5月6日。せっかくだから良いコンディションで楽しめたらと思っていたのだが、、、
5月に入って前日までは快晴&行楽日和。
なんでこの日に限って悪天候なん!
人生において、この世に在らせられる八百萬の神々を恨む瞬間が何度かあるとするならば、まさに今日がそのひとつであるだろう。
そして最後の望みである「天気予報なんて当てにならない」は前時代の事であり、科学や技術が進歩した令和においては、そんな僕らの儚き願いも軽く打ち砕いてしまうのでした。
はじめての雨キャン
舞台は早明浦ダムを見渡せるキャンプ場。
朝から僕らに立ちはだかる雨。
キャンプとは自然との戯れである。
いつかは雨キャンやる時があるだろうと思っていたけど、まさか今回がその日になろうとは。
雨のグルキャンは
とりあえず、それなりの準備はしているので、さっさと設営を済ませて雨のグルキャンを楽しみます。安全第一で。
お互いが、急いで雨に負けない基地を作り上げてゆく。
それぞれが、黙々と引き篭もり始める。
各々で、自分の世界に没頭して過ごす。
時々誰かが、何してるか様子を見に来る。そしてまた基地に戻ってゆく。晴れてる時にはあまりやらないシュールな雰囲気が僕らの雨グルキャンにはありました。
ENDLESS RAIN
止まないどころか少しずつ強まり降り続ける雨。
引き篭もってとりあえずやる事は、、
食べる事、作る事。
いつもよりハイペースで、
作って食べて。
そして呑む。
しばらくすると、
「お肉焼けたよー」
「ウインナーいりますかー」
「だれか白ご飯たべるー?」
それぞれの基地から号令が飛び交う。
そしておすそ分けを貰ってまた引き篭もる。
降り続ける雨は、謎の連帯感まで生み出していたのでした。
霧雨けむる静かな夜
引き篭もり3人組は、いつも以上のマイペースで雨キャンをこなしていた。
グルキャンですが、夜もひっそりとしていました。
夜更け前に雨が弱まったので、基地から出て、少しだけ散策。
そこには霧雨が作り出すなんとも幻想的な風景がありました。
晴れてたら見れなかっただろうな。
雨もそれなりの風情があるんやね。
豪雨の深夜からの夜明け
よく耐えてくれたぞ我がテントよ!
激しく叩きつける大きな音で僕らの安眠を妨げた雨は、日の出と共に過ぎ去ることは無かった。
そんな雨を乗り切った僕らには
キャンプ場から見渡す早明浦ダムの素晴らしい絶景というご褒美が待っていたのでした。
そして、素敵なご褒美に浸る間もなく撤収です。雨は降り続いています。午後からさらに豪雨予報。全ての荷物を急いで車に押し込んで、僕たちはそれぞれ帰路に就いたのでした。
では、次回集まる時は晴れてワイワイできたら良いですね。
はじめて経験したフルタイム雨キャン。
意外と楽しめるものでした。
その一方で危険と隣り合わせだという事も感じました。しっかり準備して、時には勇気ある撤退も考えながらやらなきゃいけないと思いました。
僕らは自然と戯れている。
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