いよいよGW突入。
全国のキャンパーの皆様が一番活発に活動する期間じゃないだろうか。
そんな中向かった先は、最近よく行くいつもの野営地。
たまにはキャンプ場に行くつもりで半年前から予約していたけど、天候が怪しかったんで急遽キャンセル。
思い立った時に気軽に行けるので、どうしても野営が多くなってしまう。
犬だか猫だかオジサンだか分からない不気味な人形に迎えられ、更に奥地へと進む。
なんなんだコイツは。

林道のどん詰まりが今回の野営地。
以前、軍幕初心者の友人と野営した場所の更に奥地。
木陰に覆われた渓流がなんとも涼しく、暑がりの自分には心地よい。
テントを張れる場所が僅かしか無く、川を2回渡らなければならないが、その労力にも代え難い環境。
荷物を持ってぴょんぴょんと石を渡って5往復。
そろそろ膝が限界。

ここしか無いという位の極小スペースなので、今回もハンガリーで。
4箇所ペグダウンして二股で立ち上げればほぼ完了のクイック設営。
この楽さはクセになる。
早速焚火を起こしてパスタでも茹でる。

お湯が沸くまでしばしの間、カメラ持ってうろうろ。
森の中の渓流で、迷彩なのに目立つテント。
ここも秋に来たら最高の場所の1つだろう。
後から思えばぎりぎりポーランドでも張れたかも知れない。
それどころか新緑に合う迷彩のテントが欲しくなる。
ダメだダメだ。そっちに行ったら二度と沼から…ebay検索中。

この山は、釣り人・ハイカー・キャンパーが共存する素敵な場所。
皆さんそれぞれの方法で同じ場所を楽しんでいて、なんだか凄くいい。
沢を上ってきた釣り人が目の前で山女魚を狙う。
思わず後ろから固唾を飲んで見入ってしまった。
※残念ながらここでは釣れず。

先程の釣り人の方、ここまで来る間にかなり釣ってたらしく、良かったら塩焼にして食べませんかと。
は？神ですか？
有難く4匹も山女魚を頂いてしまった。
更にすぐに食べられるよう、その場で腹わたまで抜いてくれた。
神の中の神でしたか。ゴッドオブゴッド。

思わぬ神の恵みを授かってしまったが、この平民は既にパスタなんぞ茹でている。
とんだバチあたり者だ。
神の恵みはそっとクーラボックスに奉り、夜に実家で頂く事とした。
たまたま兄が帰省していて家族4名、授かった山女魚は4匹。
さすが神、わかってるぅ。

平民パスタが出来上がり。
ホタルイカとエビのペペロンチーノにしてみた。
沢の中にある石の上でもしゃもしゃ食べてると
4、5人のウェ～イ系若者がぞろぞろやってきた。
挨拶してもシカトされ、対岸の林の中でBBQ始めたんで、一息ついて撤収。
神のご加護を受けた者をシカトするとは、彼らは高確率でヤマビル地獄に墜ちた事だろう。
このGW中は猛烈な痒みに苦しむがよろし。

皆様におかれては、痒みの無いGWをお過ごしください。