最初に
ここに記事として投稿するのは如何なものか、という内容のキャンプに行ってきた。
参加した本人たちは、少なくとも僕は、それなりにキャンプを楽しんだが、写真も少なく、特筆するような出来事もギアもなかった。
それでも、どこかにいるかもしれないニッチなファンのために書こうと思う。
が、今回も実験的に『余談』を思っきり入れてみるという、ただただ文字が多く、ひたすら読みにくいだけの内容になっていて、ニッチさんすらソッポを向いてしまうかもしれない。
なので、興味のない方や、付き合いでこの記事を見る方、今後もニッチさんでいたい方は、『読まない』、もしくは『読む』のはやめて『流す』にして頂けると助かる。
まったくもって何も得することなく、貴重な時間を無駄に浪費してしまうからだ。
一番の正解は『いいね』だけして立ち去ることと思う。
僕ならそうする。
という言い訳を先に記述し、本編へ。
笠置キャンプ場へ3人で
メンバーは、娘(いっちゃん)と息子(マサ)、そしてお肉(お肉が好きです)の三名。
なんだか久しぶりのメンバーと共に、最近、お肉のお気に入りになっている笠置キャンプ場へやってきた。
余談。
娘は今年から中学生に。
父親ゆずりの小心者で、自分から友達の輪に飛び込んでいけない性格。
それはもう、崖の上から海に飛び込むのと同意らしい。そのくせ寂しがり屋という、なんとも難儀な人である。
そんな性格のせいなのかは分からないが、せっかくできた彼氏にフラれてしまう。
小学校低学年から好きだった彼に、しかも桜咲く入学式の日に。
本人はケロっとしている風に振る舞っていたが、僕のもとに駆け寄り
「いっちゃんの桜は散りました。。。」
と報告してくれた時の、彼女の瞳は潤んでいた。
一方、息子のマサは、母親譲りの勝ち気な性格。自分が地球の中心、いや、自分こそが地球だ!と思っているような振る舞い。
出先で外食を提案するも、自分が欲している料理名が出るまで「却下。」を繰り返す。
最小にして最弱。
なのに最強だと思っているから、こちらも難儀だ。
が、反面。
時折見せる優しい一面もある。
彼のお気に入りのパンダのぬいぐるみがあるのだが、ある時、ふと見ると、リビングの椅子に座っていて、お菓子の乗ったお皿がテーブルに置かれていることがある。
朝起きて学校に向かう際にも、ベッドに寝かせ、布団をかけている。
一度、どういう意図かはまったく解らないが、寝ている息子のパンツ前方部がパンパンに膨れていたことがあった。
驚いてパンツをめくると、中からパンダが飛び出してきた。
先程までリビングで寛いでいたパンダが、息子のパンパンに膨らんだパンツから飛び出してきたのだ。ただただ驚愕であった。
これを優しさに分類して良いものなのかは、僕には解らないが、パンダにとっては良き相棒なんだろう。
いや、そうでもないか。
そんな二人を乗せて、お肉号はキャンプ場に到着した。
以前、デッシーさん、IZUIZUさんとソログルした場所をキャンプ地とした。
余談。
思えば、あれから笠置ばかりに来ている。
そのソログルの際、
「ここって聖地なの?」
と二人に問われた。
その時は明確な答えを出せないでいたが、今はなんとなく
「聖地なのかも?」
と思い始めているので、きっと聖地なんだろう。と思う。
実際、休日ともなれば、多くのテントが所狭しと建ち並び、ひとつの集落と化している。
駅から非常に近い、ゴミや灰を捨てて帰れる、等の理由から徒歩キャンパーさんに人気なのも『聖地』といわれる理由の一つかもしれない。
地面は砂利。
水はけが素晴らしくいい。
以前の豪雨キャンプでは、水たまりにテントが飲まれてしまったが、雨キャンならここ一択になる。
今回、天候の心配はなかったが、テントも少し大きかったので、あまり人が来ないこちらのエリアを選択した。
テントはDODのワンポールテントL。
余談。
僕の務める会社の本社から歩いて1分のところにDODの本社がある。
ご近所さんなのと、大阪発のキャンプギアを扱う会社、という理由からもDOD製品は多く持っている。
ロゴマークが少し可愛すぎるところもあるが、先述した理由だけでなく、なかなか尖った製品も多いことから、お気に入りのメーカーとなっている。
ま、そこまでメーカーにこだわりはないが、DODが占める割合は高い。
そんなDODのテントに合わせるのは、同じくDODのヘキサタープ『ヘーキサタープ』。
ワンポールと連結して設営する。
連結するための『帽子(トンガリハット)』もDODの製品。
僕がテントを設営している間に、焚き火台やマット、チェアー等を子供たちが準備してくれていた。
少し小慣れた息子が指揮をとっている。まあ、にしても、娘に対して偉そうなこと!
娘が少しでもガチャ!とギアを置こうもんなら
「壊れるやんけ!そんな置き方するな!もっと優しくしろ!」
と、叱咤しまくっていた。
『いやいや、お前はいっちゃんに優しくしろ。いっちゃんも壊れるぞ』
と、小心者の娘を心配したが、娘は得に気にしていない様子だったので放置しておいた。
気にしていない風、だったのかもしれない。が、こちらも設営で忙しいので
『強く生きろよ』と心のなかで激励しながらすすめた。
相変わらずの、夕方からの設営も無事に終了し、晩御飯の準備に取り掛かる。
今日は、というか、いつもなのだが、サクッと簡単に済ませることに。
ハンバーグをホットサンドメーカーで焼いて、パウチから鍋にあけ温めておいたボンカレーの中に投入。
炊飯したご飯に、カレーで煮込んだハンバーグとカレーをかけて終了。
『カレーで煮込んだハンバーグとカレー』の完成。我が家ではこれを略して『ハンバーグカレー』と称している。
一杯呑みのあてにはならないが、子供たちはご満悦だった。
余談。
最初の頃はメスティンで自動炊飯をしていたが、今はまったく使っていない。
不徳の致すところではあるが、成功率がかなり低いからだ。
「それは吸水時間が、、、」や「固形燃料が20gじゃなくて、、、」
とか聞こえてきそうだが、自信をもって『不徳の致すところです!』と言いたい。
そんな訳で、今はユニフレームのfanライスクッカーDXを使っている。
外側なんて真っ黒になってしまっているが、炊飯がうまくできない人に勧めてあげたい。
今のところ、不徳の致すところもなく100%成功している。
夜になり、いつものように、子供たちはテントに入り、スマホをいじっている。
一人で焚火を眺める。
揺れる火を堪能しつつ、LINEで遊ぶ。
このLINEが楽しすぎて、結果、朝まで一睡もしなかった。
お相手さんは次の日朝から仕事なのに、早々に寝ない宣言をし、結果、二人で鳥の朝鳴きを聞くことに。
お互い歳やのに無茶をした。
余談。
最近知り合ったこのお相手さん。
前から「キャンプをする」と小耳に挟んでいたが、LINEの交換を期に仲良くなり、今では毎日LINEのやり取りをしている。
が、キャンプの話題はほぼなく、主に食べ物と映画の話。あとは90%を占める雑談。
『夏の海でモテモテ!シークレットビーサン!』なるものが発明されたのも、この人との他愛無い雑談からだ。
シークレットビーサン。
なかなかに良い製品である。
ゴム底を極限まで高くしているため、僕のように背の低い人でも身長を高くみせることができる。
過去、ブーツやシューズで同様の機能をもたせた製品はあったが、こちらは浜辺でも使用できるビーチサンダルなのだ。
さすがにビーチでブーツとはいかないので、これからの夏に重宝されること請け合いだろ。
ただ、問題が少々ある。
ビーチサンダルなので、どこから見てもゴム底の分厚さがバレてしまう点である。
まるで花魁道中下駄である。
内八文字でしゃなりしゃなりと歩くしかない。
もはや、何がシークレットなのかと頭をかかえてしまう。
また、ゴム底が分厚いためその浮力も凄まじく、海に入るなり、たちまちに天地がひっくり返ってしまうのだ。
周りからは、ただのゴムの塊が波間に揺れつつ、沖に流されていっているように見えるだろう。
そのゴムの横から、たまに人が「ぶふぁっ!」と必死の形相で顔をのぞかせるのだ。
モテ男になるのも命がけなんです!と世の女性に叫びつつ、ここで救出もお願いしておきたい。
LINEのお相手さんが仕事に行くため「さようなら」と挨拶をし、少しばかり寂しい気持ちを引きずりつつ朝食の準備をする。
朝は定番、ホットサンド。
食パン一枚で焼けるホットサンドメーカーをゲットしたので、使ってみた。
『パークレーン ( Park Lane ) ホットサンドパン』お値段はお求めやすい2,580円(購入当時)
これがよかった。使いやすい。
結果、みんな2個食べたので、パン1枚で作る意味がないように思うが、中に入れる具に変化を付けれるところがいい。
案外、具も多く入るので、こちらもお勧めしておきたい。まぁ、焼く工程は倍になるけれど。
ホットサンドでお腹を満たし、ご満悦な子供たちは、次に
「なぁ!川行こ!はよ行こ!なぁ!川!」と言ってきた。
正直、眠くて仕方なかったが
「なるほど!川な!よし、行こか!」
と、老体にムチ打って川に向かう。
青空、山の緑、流れる川。
着替えなんてないけれどザブザブと川に入り、水の流れに逆らうように泳いだりしていた。
余談。
というか補足。
『泳いだりしていた』について。
子供たちが泳いでいるのを見ていただけで、僕は軽く足を水につけ、あとは岸で三角座りをして眺めていた。
特に、水が怖い訳ではないが、まったくもって泳げない。
高校生の時に彼女と出掛けた市民プールにて、カッコつけて泳いでみせたが、監視員がそんな僕を見て溺れていると判断。
飛び込んで救出にきてくれた事がある。
「泳いでたんです」と言えない空気、そんな僕を見る彼女の目、セミの鳴き声、ひと夏の思い出。である。
だからといって海や川が楽しくない訳でもない。泳げないなりの楽しみはある。
そのひとつが『漂流ごっこ』といわれる遊びなのだが、とても簡単なので是非とも試して頂きたい。
準備はたったこれだけ。波打ち際に倒れ込み、ふとしたタイミングで顔を上げて一言
「こ、ここはどこだ。。。」
とつぶやくのみである。
あとは、ふらふらと立ち上がり、誰もいない砂浜(実際は多くの人で賑わっているが)を、よろめきながらウロウロする。
気分はまるで冒険家。
または全てを無くした御曹司。
手元に流木の杖などがあれば、更に気分が盛り上がること請け合いだ。
あとはそれを日が沈むまで繰り返す。
周囲からの視線はともかく、非常に楽しかったのを覚えている。
後日談として、そんな僕をビーチパラソルの下から眺めていた母親は、僕の精神状態をひどく心配していたらしい。
母親として至極当然の感情だろう。ふらふら歩いては、波打ち際にまた倒れる。それを繰り返してはニヤニヤしている。
そりゃ、心配して当然だったろう。
ひとしきり水と戯れた子供たちは、例に漏れず、またスマホを手にしている。
こちらはチェアーに深く座り込んで、うつらうつらしていた。
時間は昼過ぎ。
息子から昼食の準備を促され、眠い目をこすり準備にかかる。
昼はミートミート肉パスタにする。
余談。
ジョリーパスタが好きだ。
店内の雰囲気もイタリア感があり気に入っている。
いろいろなパスタがあり、サイドメニューも豊富で、思わず「ブラビッシモ!」と言ってしまいそうになる。
が、今まで自分で注文し、食べたことのあるメニューは、ミートソースだけなのだ。
確かに、他のメニューも美味しそうだが、あくまで『美味しそう』なだけであり、本当のところは解らない。
一方、ミートソースは、初めて来店した際に口にしていて、美味しいことはわかっている。
どうせ食べるなら美味しいものを食べたいと思うのは当然で、イメージで『美味しいかも?』のメニューより、確実な『美味しい』を選択するのは、判断として間違っていないはず。
なのに「他のも食べてみたら?新しい美味しいのに出会えるかもよ?」と勧めてくる人が多い。
そんな時は「いや、これが好きなんで」と、丁重に却下させて頂いている。
せっかく叩いて安全を確認した石橋があるのに、違う石橋を「安全かもよ?」と進められても。な気持ちになるのは、僕だけなのだろうか?
さて、フライパンも温まってきたので、昨晩、焼かずに残こしていたハンバーグを焼き始める。
焼きながら細かく砕き、ウインナーも入れる。
市販のレトルトソースを投入し、ミートボールも入れれば『ミートミート肉ソース』の完成。
湯がいたパスタが入っている鍋に、このソースをかけ、グリグリ混ぜて『ミートミート肉パスタ』にしてから食卓に。
眠気と戦いながら調理する父を見てか、息子がパスタを取り分けてくれるという。
どうぞどうぞ!と両手を差し出し任せてみた。こいつもなかなかに優しいところがあるな、と思っていたが、真剣な顔でもりつけてくれたのは・・・
『おちん○ん』だった。
彼はこれがしたかったのだろう。
あと一歩のところで『優しいやつ』に手が届かないところは、『僕に』似ているな、と思いつつ、『僕のに』似ているそれを美味しくいただいた。
一週間後のソロキャンプ
そんなこんなで撤収し、帰宅から約一週間後のソロキャンプ。
最近の気温の上がり具合から、おそらく今シーズンで最後のキャンプになると思い、少し早めに準備し出発。
お肉を焼くぞ!牛!豚!鶏!と、一揃えの肉を持ってキャンプ場に。
先日、子供たちと過ごした場所にテントを設営。
設営したテント内に、次々と荷物を運び入れ、チェアーに座ってアイコスで一服する。
余談。
愛用していたアイコス3デュオがお亡くなりになったため、イルマを購入した。
ジーパンの腰にホルダーをカラビナで引っ掛けて本体を持ち運ぶスタイルだったが、このイルマが入らない。
スタイルを変えるのも嫌だったので、仕方なくネットでホルダーを物色。
好みのホルダーを見つけ購入したが、結果、アイコスより高くなってしまった。
柔軟にスタイルを変更できない性格がもたらした結果なので、甘んじて良しとしたが、なかなかに痛かった。
しかしながら、このアイコス。
キャンプ場で喫煙するにはもってこいのデバイスだと思っている。
火が出ないので通常ゴミと同じようにビニール袋にポイできるし、煙がない(水蒸気はでるが)ので締め切ったテント内でも気軽に吸える。
バッテリーが切れてしまったり、スティックホルダーだけ忘れてきたりすると、もう、もがくしかないけど。
紙巻きタバコの良さも知っているけれど、僕はこれらの気軽さを選択する。
これを読んで興味が湧いたなら、是非!と、おすすめしたい。
初夏のぬるい空気に漂うアイコスの水蒸気を眺めていると、空腹感を感じてきたので肉を焼くことに。
まだ下ろしていなかった焚き火台を車に取りに行くが、あれ?見当たらず。
助手席、後部座も確認するが、積んだ覚えのない焚き火台は、当然ながらその姿を見せてはくれなかった。
テントも設営した。
焚き火台以外のギアは、もう定位置にある。
お腹も減っている。かなり減っている。
が、焚き火台がないとどうしようもない。
生肉にかじりつくわけにもいかないので、撤収してもう帰ろうかとも思った。
が、今シーズンのラストになるキャンプ。
なんとかしたくて隣のキャンパーさんに声をかけた。
今シーズン最後のキャンプであること。
どうしても肉が食べたいこと。
焚火台を忘れひどく落ち込んでいること。
それらの想いを込め
「すいません。ちょっと焚き火台をわすれてしまって。取りに帰るんでチラチラ見ててもらえますか?」
とお願いしてみた。
隣のキャンパーさんは女性のソロキャンパーさんであったため、最初は
「え、…え! え、…え?」
と困惑しておられたが、パンダのようなこの風体に安心したのか
「え、えぇ♪」
と快諾してくれた。
「ありがとうございます!」
とお礼を言い、車に乗り込む寸前に
「たぶん、…2時間でもどります!」
と伝え、
「…え、え?…え!」
の声をあとに、足早に走り去った。
無事に我が家に帰り着き、玄関で寂しそうにしていた焚き火台を持ち、アホを見る目で僕を眺める家族に一瞥を投げると、二度、笠置を目指した。
途中、LAWSONにてスイーツ3つと、オレンジジュースを購入。
スイーツの一つは自分用。
残りのジュースとスイーツは見張りを押し付けられたキャンパーさんに報酬として手渡した。
キャンパーさんは嬉しそうに
「え!…え?、え!」
と言っていたので
『おれ!いいことをした!』
と、斜め上の勘違いのしたままテントに戻った。
余談。
このとき買ったスイーツは
『Uchi Café×GODIVA ショコラヴァニーユロール』
なのだが、これが素晴らしく美味しかった。
華やかなカカオの香り漂う大人の贅沢ショコラロールケーキらしい。
GODIVAとの共同開発商品で、フランス産とベルギー産のチョコレートを使用したチョコレートクリームとガナッシュを使っているらしい。
そしてほろ苦いチョコと相性のよいバニラクリームを合わせ仕上げているらしい。
また、フィアンティーヌの食感がアクセントになっているらしい。
ま、全てLAWSONのサイトからの引用なので、難しいことはまったく解らないが、とにかく美味しかったと伝えておきたい。
ちなみに、半額のは自分用だけである。
そこまでバカではないので、あしからず。
焚き火台も無事にキャンプに参加でき、さあ、肉を焼くぞ!と喜ぶところだが、この頃には、まったく食欲がなくなっていた。
『お腹が空いたな。なにか食べないとな』
と脳が判断してから4時間ほど経過している。
『あ、こいつ、食べないな。じゃ、もう、いっか。めんどくせー。』
と、脳が判断したのだろう。
それに時間はもう夜の11時ごろ。
今からジャージャー肉を焼いて、就寝しようとしている他のキャンパーさんの鼻先をくすぐるのも良くないのではないか。
と、いろいろな条件が重なり、先程のスイーツを食し、晩餐は終わった。
夜。
何気なく焚火をしながら、例の『お相手さん』と、またしてもLINEを楽しんでいた。
ふと顔をあげると、川のそばからぼんやりとした小さな光が、暗闇の中をふわふわと揺れ動きながら、こちらに向かって飛んできた。
ホタルだ。(写真は月だ。)
そういえば、ここ、笠置キャンプ場は、キャンプをしながらホタルを眺めることのできるキャンプ場。
まあ、しかし、言ってしまえば、川そばのキャンプ場なら条件さえ揃えば、そのほとんどで見ることができるんだろうが。
余談。
この夜のLINEの内容は、まったく覚えていない。
僕の「ホタルや!」のセリフに対して
「おばけかもよ?ヒトダマかもよ?」
とビビらせにきていたことぐらいしか記憶にない。
が、これを読まれたとしても怒られない自身がある。先方もきっと、まったく覚えていないからだ。
オブラートのように薄っぺらで、すぐに溶けて消えてしまうような会話。
でも、それが楽しくて、結局この日も朝方まで起きていたのだった。
さらに、余談。
子供の頃に見た、田んぼの上を飛び交う多くのホタルを懐かしみつつ、今までのキャンプも振り返ったりしていた。
初めて来た時はタープが飛ばされた笠置キャンプ場。その後、ここでは初めてのソログルも体験した。
デッシーさんに紹介されて入ったLINEのグループに、未だまったく馴染めないでいるが…。
息子もパップテントなら一人で設営できるようになった。ギアもかなり増えた。同じく使ったお金もかなり増えた。
娘もタープを綺麗に畳んだりして参加してくれている。嫁は、まぁ、相変わらずだが。
CAMPiiiで記事を投稿するようになり、多くの人と繋がり、たくさんの素敵なキャンプを見ることができた。
いつも色々絡んでもらっている皆さんに、余談の中で失礼を承知で、お礼を言いたい。
皆さん、あざっす。
朝、昨夜から引き続き、脳は未だすねている。
「どうせ食べないやん。なら、もう食べなくいていいやん」
という感じなので、朝食になにも食べずに過ごす。
まぁ、そのうち
「え、これ、食べないと死んじゃうかも!」
と、脳が慌ててくれるまで、ただただ椅子に座って、景色を楽しむことにした。
そう決めてから30分後、テント前に車が停まる。いや、書き直そう。
テント前3メートルのところに車が停まる。
お肉は、びっくりした。
こんなにも堂々と視界を奪われたことがないからだ。
車から男女合わせて4人の若者が降りてきた。
間を置かず、もう一台の車が、その車のすぐ横に停車した。
唯一、お肉のために残されていた『目のやり場』さえ奪われてしまう。
同じように後からきた車からも数人の若い男女が降りてきた。
集った男女には、初顔合わせもいるらしく
「こんにちわ!〇〇です!」
「あ、こんにちは。〇〇です!よろしくお願いします」
と、互いににこやかに挨拶を交わしている。
これはいったい何がはじまったのか?
僕は何を見せられているんだろうか?
テント前が本当に塞がれていて、もう、見るところなんて足元の石ころしかない。
しかし、それすらも忘れるほどに呆気にとられて、ただただ
「そうなんだぁー!すごーい!」
や
「あ、それならどこどこの近くだよね?」
を眺め続けていた。
不思議なもので、あんなに堂々とされると
「もしかして、こっちが間違っているんじゃないか?」
と思い初めてしまう。
でも、ここで動くと、大きな敗北感が襲ってきそうで、未だ爽やかではあるが不毛なやり取りを眺め続けている。
もう4人ほど名前を覚えた。
てつじ君は休みの日にフットサルに行っているようだ。
一方、まきちゃんは最近関西に引っ越してきて友達が少ないのが悩み。今日、いっぱい友達できるよ!頑張って!
と、個人情報まで覚えそうになったときに、ようやく『はっ!違う!俺の仲間じゃない!』と我に返り、助けを求めるように昨夜お世話になった隣のキャンパーさんの方に、若者たちを刺激しないよう静かに顔を向けた。
『あ、撤収してる。。。』
その瞬間から早かった。
今までにないスピードで撤収をはじめた。
とにかく車に投げ入れて、背後から忍び寄る敗北感という怪物から逃れるように、超短時間で撤収を終わらせ、笠置キャンプ場を後にした。
予定より思いのほか早く切り上げた(させられた?)ので、以前より気になっていた無人薪販売所に行ってみた。
Google先生に「連れてって!」とお願いすると、右や左と道を教えてくれる。
先生に全幅の信頼を置いている僕は、言われるままに山間部を走る。
が、今までにない細道。片側は崖。
対向車もたまにくるが、もはや一方通行を逆走している気分にさせられる。
怖い。Google先生、怖いです。
先生はあいも変わらず「右です」と、こちらの動揺などまったく感知せず、同じトーンで指示を出してくる。
これは恐らく、先生からの試練なのだろう。クリアしたからといって何もない、ただの試練だろう。
恐怖に怯えつつ、ようやく山間部を抜けると2車線の広い道に出た。
そこから暫く走ると見えてくる
『キッチン Sorashi』
お肉の自動販売やスイーツの自動販売機も置いてあるユニークなお店。
薪は自販機の横に大量に置いてあった。
1束500円。ナイスな値段だ。
1500円でいい感じの薪割り台もあったので、そちらも購入。
帰りは試練の山道は通らずに、山の反対側から帰る。
驚くほどスムーズに帰れた。
それでもGoogle先生への信頼は深い。
帰路。車を走らせながらふと思う。
今回のキャンプで食べたのショコラヴァニーユロール1個だけだったな、と。
『お肉が好きです』の名前に負けぬよう、これからは大いに肉を喰らっていきたいとおもった。
余談。
薪割り台はいい感じだった。
さらにいい感じにしようと、ホームセンターで金具と鎖を買ってきた。
鎖を金具に通し、ちょうどいい位置にネジで固定。
個人的に凄く気に入った。
ハチェットを薪割り台に刺して置いておくアレもできる。鎖もなぜか男心をくすぐってくる。これ、カッコイイ。
でも、ハチェットで薪を割るのは息子の方が上手いという。
悔しいので、この薪割り台は僕専用とさせて頂くことにした。
余談。というか、まとめ。
いつもより長文になってしまいました。
どこかでCAMPiiiの最長記事を目指していたのかもそれません。
そうではなく、ただただ書いていたらこんなことになってしまっただけなのかもしれません。
僕にもよくわかりません。
が、こんな長文、最後まで読んでくださった方、お疲れ様です。
読まずに流し見をしてくれた方も、『いいね』だけ付けてくれた方も、ありがとうございます。
お肉は、皆さんのコメントや『いいね』に支えられ、調子に乗りきってこんな長文を書いてしまうようになりました。
しかも、半分はキャンプに関係のない余談。お調子者もいい加減にしなくては、と少しだけ反省しております。
夏場、ポッチャリの僕にキャンプは無理です!
死に直結してしまいます!
なので、しばしお休みします。
というか、最近あまり来ていませんでしたが。
次回は9月。
遠方にてキャンプする予定ですので、また見かけたら『チッ!』と舌打ちの一つでもくれてやってください。
それでは皆さん、お元気で!
(と言いつつ、今週末にキャンプ行けないか考えているお肉ですが…)
あやぴ2022年8月6日
ホタルだ。(写真は月だ)
に全て持っていかれました🤣🤣
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お肉が好きです2022年8月21日
@あやぴ
また細かいところにww
あんなに書いたのにそこ!?
てなったけど、読んで頂けたことが何よりですw
いつも変な記事ですいません💧
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パンダ2022年7月2日
冒頭から🐼が覗いていたのでついつい誘われるようにしっかり読ませて頂きました笑
息子さんの俺の🐼が…
さておき回想シーンが合間合間に差し込まれるバトルマンガのようにお肉さんがクローズアップされて良かったです笑
新たな出会いの場になる笠置…やっぱいいですよねー!
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お肉が好きです2022年7月2日
@パンダ
パンダさんwそりゃパンダに誘われますねw
にしても、文章書くのは本当に難しい。
バトル漫画のように感じてもらえるとは、嬉しい限りですw
が、次回は最短目指します!楽やしww
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Pyonkichi2022年7月2日
出だしの隙間から覗くパンダ🐼が既に私を惹きつけてならなかった。笑
息子君の盛り付けセンスがバツグン過ぎて今後の彼の成長に大いなる期待を寄せています。
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お肉が好きです2022年7月2日
@Pyonkichi
僕が「ちん〇んやんけ!」て言うてからのニヤニヤが、セクハラおやじのそれにしか見えませんでしたがw
あのパンダが、ギュウギュウにパンツの中に押し込まれてました。ビックリしたw
長文やのに読んでもらってすいません💦
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