１２月１３日　晴

本日もいい天気。キャンプ日和ではないでしょうか。
遠くのお山はすでに雪化粧をし、本格的に冬になった事を実感。長野市の気温は最高５.７度、最低２度（本当か？）。
晴れてはいるが、なかなかに寒さを感じる。

冬キャンプとなると暖を取るため、あるいは快適に過ごすためにはストーブや電気ヒーターや毛布などを使うポータブル電源などが必要不可欠といっても過言ではない。私自身も１２月前半に行ったキャンプ （同じ場所、今後も同じ場所が続きます）ではストーブを使用した。普段はtasso（画像）というワンポールテントを使用しており、そこに石油ストーブを入れてキャンプをしていた。しかし、ストーブの運搬やストーブファン、もしものための一酸化炭素チェッカー。後灯油タンク、灯油を入れるホースみたいなの、など用意するものが大変多い。毎回毎回用意して持っていく、そして片付けの事を考えるとなかなか億劫になる。
かといってポータブル電源となると高価なものばかり。使った事ないので詳しくは分かりませんが、電気毛布使用するとなるとなかなか良いものを買わなければいけないイメージ。個人的には豆炭こたつなんかでぬくぬくキャンプしたいですが、あれだってフロアシート、床底の冷え対策にマットや、机、こたつ布団などなど用意するだけでも大変。

という事で暖房、電源なしでキャンプへ。

キャンプなんて気楽にしたい！
という思いで準備をしたのがこちら。

デカブツのみの紹介
１．火消し壺
２．オイルランタン
３．ブルーシート（フロアマット用）
４．薪入れ（斧や薪割り台、手袋、そのた小物が入っている）
５．コット
６．焚き火リフレクター
７．ブランケット（ブルーシートの上に引く）
８．寝袋
９．リュック
10．折りたたみのアウトドアマット（銀マット？）
11．ソフトクーラー
12．１００均アルミシート
13．写ってませんがポール

結局荷物は多いよ！

でも、これ以上今の私には減らせなかった……

荷物は極力減らしたいのでタープ泊にした。張り方はパスファインダーという張り方。木の枝が揺れる程度の風に邪魔されながら設営。初めて張った結果、いまいち上手くいかず。でも、前回のダイヤモンド張りよりは早く設営できたのは内緒。奥に行くに連れて狭くなるので入り口側が頭になるように寝床は配置。タープ内は暖かいのかというとそうでもない。
ブルーシートをひき、その上にブランケットという形でちょいと見栄えも考えて見たけど、靴脱いで中に上がると地面は冷たい。そりゃそうか。

ちなみに設営中雪がちらつく。おかしいなぁ。晴れって天気予報で言ってたはずなんだけどなぁ。

全く関係ないですが。

キャンプ場のオーナーさんにスウェーデントーチをいただいた。実物初めてみた。真ん中のとこに火種入れて火をつければいいっぽいが、なんでも７時間近く燃えるとか言っていた上、風もぼちぼち強いし、何より消化方法とかもよく分からないので本日は使用を諦める事に。次回以降でありがたく使わせていただきます。

日が暮れ始めた。

なんやかんやで焚き火を始めた。
ファイヤースタンドという焚き火台を使用。料理をするには向かないが、焚き火を楽しむという事に関してはかなり楽しめる。
大きい薪でもそのまま乗せても良いし、メッシュなので遮る物が何もない、つまりいつでも好きなように薪を弄れる！（弄る必要があるかは知りませんが）
後、構造がシンプルなので組み立てが楽な上、多少高さは出るがコンパクトになるので持ち運びも楽というのが良い。
火種から地面までの高さがある分、地面にも優しい！

お気に入りの焚き火台で豪快に楽しむ焚き火は本当に楽しい。時間を忘れて見ていられる。
一つ心残りなのが、今回もメタルマッチでの着火に失敗した事ですかね・・・。
麻紐忘れて不器用なりにフェザースティック作ったけどだめ、そこらへんのもの突っ込んだけどだめ。雪のせいかな。それとも自分のせいかな……
……どう考えても自分のせいですね……冗談じゃねぇ……

夕飯はカルビクッパ！出来らぁっ！

え！！
キャンプ場でカルビクッパを！？

という事でインターネットを検索すると意外と山ご飯としてカルビクッパを紹介しているものがあった。
検索したものでは海鮮チゲの素を使ったみたいだが、買い出しに行ったスーパーでは見当たらないので余っていたキムチ鍋の素を使用。カルビも売ってないのでコンビニの焼き牛カルビ（冷凍）を代用。

見た目は汚い残飯のようですが、味はキムチ鍋です。カルビクッパとは……。しかし、クッパをそんなに食べたことがない私としては正解が分からないのでこれでいいものとする。

半分ぐらい食べ進めたら牛カルビとサトウのご飯を追加しさらに煮込む。
するとあっという間に三角コーナーの出来上がり。食い途中のものを写すとか正気の沙汰じゃねえ。

残飯を見せつけた後は気持ちを切り替えて酒をキメる。

前回失敗した（スパイスを全て忘れたため）チャイにラム酒を混ぜると、ホットラムチャイというホットカクテルになるらしいよ。
って事で作ってみる事にした。
お湯を沸かし、お湯にミルクティーの素を溶かしたら適当にスパイスを入れる（今回は、シナモン、カルダモン、クローブ）。そこに適当にラム酒（今回はホワイトラム）を入れれば完成。

寒いからしょうがも追加。初めて飲んだけど個人的には飲めるカクテルだった。女性でも飲みやすいカクテルかと思う。寒い中酒となると、我慢してビールやハイボールを飲んだり、熱燗、焼酎のお湯割しか選択肢がなかったけど、ホットカクテルもいいなあと思った。
そういえば私の好きなホットカクテルでアイリッシュコーヒーというのがある。アイリッシュウィスキーにコーヒーを混ぜて作って、少しホイップした生クリームを注ぐカクテルなんですが、暖かいコーヒーと冷たいホイップクリームを口に含んだときの絶妙な暖かさや、飲んでから食道を通り、胃にポッと火が灯るようなアルコールの感覚が堪らないカクテルとなってます。機会があれば是非お試しください。

星空を見ながら酒を楽しむ

贅沢だよなー。焚き火でも酒が飲めるのに星空でも飲めるなんて本当に贅沢だと思う。

酒も飲み終わりタープに入るとタープ内にもキラキラしたものが。
星かな？と思ったら結露が凍ってやがった。
それでも寝なければならない。眠って無事に朝を迎え、撤収するまでがキャンプ。私が望んで行っているキャンプなんだからなんとしてでもやり遂げるのだ。

少しだけ死を身近に感じたので、マグマというなのカイロを寝袋の中に突っ込み就寝。

夜中目覚めたら星が綺麗でした。

トイレに行くために４時ごろ起きたら星がまあ綺麗なもんで写真を撮った。
星は見るのは好きだけど、星や星座に全く詳しくなく、多分あれが北斗七星だろうな……くらいな知識で星を眺めています。詳しい人ならあれが何々だって分かるんだろうなあ。

私「あれが○○。あの隣が○○って星座だよ。」
美人「まぁ綺麗。詳しいのね。博学って感じで素敵！（きゅん」
私「あんな星よりも、君の方が美しいよ」
美人「え！（きゅんきゅん」
私「・・・・・・・（決め台詞が思いつかない。）」

……こんなイケてる男になりたかったですが、現実ではイケてない上、残飯作って食って喜んでるような男になりました。

朝食！

ごみは片付けぬまま寝てしまっていたためこんな状況ですが、朝ごはんを。
しょうが紅茶と牛乳パン。牛乳パンが甘めなので砂糖を入れない紅茶の方が美味しく食べられる。糖分取りすぎたら糖尿になっちまうしな。

タープは凍る。天気は快晴。

タープについていたであろう結露は凍っていて、これが冬キャンプか、と少し興奮した。
しかし、晴れていて良かったー。本当に文字通りの雲一つない快晴でございました。気持ちいいぐらいの晴れ！

撤収！

解散！

片付けながら撮ったので荷物は少なめになってます。
暖房なし、電源なしの冬キャンプ、私にとっては初めてのことであり挑戦でもありましたが、なんとか無事に終えました。
テント内に籠もって何かをやるということがなかったので寝る直前までは外に居て何かをする、というキャンプの醍醐味を楽しめたと思います。
もうちょっと荷物が減らせられればいいんだけど、念のためという事で使わない物も結局持っていってしまっている状態です……。
お湯を沸かす際にポッド類がなかったので少し困りましたが、ホーローマグでそのまま加熱してなんとかなったので今後はもうちょっと軽量化できるかな。

あと、夜中に星撮っていた時にちらほら流れ星が見えて嬉しくなりました。
１４日は双子座流星群が見られるとかでそちらも楽しみです。（間違った情報でしたらすみません）

皆様も体調には気をつけて良いキャンプライフを……。