いきなり出鼻をくじかれる

前年の記録的大雨による洪水、道路決壊の余波で唐突な通行止め。
仕方なく細い山道をぐるっと遠回りをして向かうことに
初キャンプでいきなりチェックイン時間が遅れる旨の電話をすることになるとは‥早め早めの行動が大切。

割と時間通り予定通り行動したいタイプの自分を尻目にこんな看板なかなかみないよなとすっかり都会に染まり田舎のソウルを忘れたスタンスをとりたがる傾向にある友人二人はやたらはしゃいでいました。

設営を終えやっとこさお昼

今でこそお昼は簡単にと脱初心者ぶっているけれど当時は初心者ど真ん中というかなんというか‥
ただでさえ男三人でテントを組み立ててギアを並べるだけで四苦八苦、1時間以上を要し時刻はおやつの時間に差し掛かっていたにも関わらずメニューはしっかり一から作るカレー🍛

案の定あまりにも遅いお昼だったけどなんだかんだ設営で疲れた体に染み渡ったのか2日間を通してこれが一番美味しかったと3人とも意見が一致した。

友人が持ってきたハンモック最強

他二人も昼寝やら何やら好き勝手に過ごす中一人ハンモックに揺られる時間は格別そのもの。
夏の残り香がうっすら香る気持ちのいいそよ風に包まれ、揺れる木々を眺めながらゆっくりと流れる時間に癒されていると次第に太陽が傾き始めた。

まだ昼のカレーが胃に残る中食べたアクアパッツァ

とても食材の味を感じて美味しかった。
できればお腹が空いている時に食べたかった。
そして育ち盛りはとうの昔に過ぎたとはいえ男が三人も集まるとキンメ一尾じゃ足りない。

と思いきや止めどない食材

初キャンプに浮かれた男達の購買意欲は凄まじかった
ステーキにホタテ、同時進行で燻製とこれが一生で最初で最後のキャンプかという勢いで食べたいものを全て食べ結果美味しいけれどとにかく疲れたという感想。


途中プランに含まれている休暇村ホテル内の広々とした温泉や露天につかったりしながら、0時をまわるまで騒ぎはせずともずっと料理をしていた。
ただこの日はフリーサイトに自分たちを除いたら遠い場所に1組グルキャンのおじさん達が居ただけだったので良かった。


そしてこの肉はそれなりの値段したにも関わらず人生で食べた肉の中で群を抜いて固かった肉🍖
たまに焼肉で大きいホルモンやミノが噛み切れないよねとかそんな生優しいレベルではなかった。
これは本当に自分の知る牛肉だったのか、はたまた調理法に問題があったのかはいまだに謎。

なんだかんだ楽しかったキャンプデビュー

夜は満点の星空を見上げたのち、むさくるしく男三人で一つのテントで寝たのに狭さを感じなかったのはさすがタフスクリーンといったところでしょうか。
エントリーテントとして採用するには少々デカ過ぎた気がしないでもないけど、大人数で行く際はなんだかんだと活躍してくれているので大満足。

翌日はチェックアウトギリギリになんとか撤収を完了し、帰りは四万温泉に寄って帰宅。


普段インドアな友人一人を引っ張り出せたのは今のところこれが最初で最後。
大人になるということは寂しいことも増えるもので、高校時代は毎日の様に遊んでいた友達とも仕事や家族に割く時間、住む場所の遠さ等なかなか集まれない理由が増えた中で体験した多くの”初めて”は楽しさの中に色々と学ぶことも多いとても有意義な時間だった。