2名までOKなソロキャンプ場

ここは温泉旅館に障害者施設が併設されており、その建物の裏に野営場がある。

受付時に
施設の入居者がたまにキャンプ場に行く事があるが話すと長くなりなかなか帰らないので、関わらないようにした方がいい。入居者にはキャンプ場に行ってはならないと伝えてはありますが。熊については今年はまだ見かけていません。今日はお二方だけなので好きな場所に張って下さい。
との事。

ほうほう…🤔2人だけなのは嬉しいが、何か嫌な予感がするな。

確かに建物の側で喫煙されている方が何名かこちらを見てるものの従業員なのか入居者なのか区別がつかない。
ここの従業員の方に制服はないみたいだし。

とりあえず娘ちゃんを車の中に待機させて一人で設営⛺️

今日は雨&雪が降っていて風も強いのでとりあえずテントの中でしばらく過ごす事に。

こんな天気でも初雪を見ると、これからのキャンプが楽しみに思えてウキウキした♪

この時はね…。

マジ怖いんですけどォーーーーー！！

1日目の写真はほぼありません。
ごめんなさい。
何故ならタイトル通り、この日は恐怖に慄いていた為写真なんて撮る余裕がありませんでした。

長いです↓

テントの設営場所的に、池に向かって出島のようになった形のサイトを確保。

☆テント前→車（荷物の搬入がしやすいように割と近めに駐車してある。）
☆テント横→人1人通れるくらいの狭いスペースしか空いてない&両サイド池
☆テント後→焚き火スペースを残して目の前は池

という、立地。

テント設営後からやや悪天候だった為、2人でまったりとテントの中で過ごし様子見していると…。

こちらに向かってくる足音が。

テントの周り歩いてる！！😨

めっちゃ狭いスペースなのにテントの側に人がいる！！

娘ちゃんと目を合わせたままテント周辺に耳を澄ませる。

ジョボジョボジョボジョボ。

えっ？？まさか…。

勇気を出して外に出てみると、池に向かって立ちションしてる男性が…。それもテントのすぐ隣で。
そしてすぐに彼は何やら独り言を話しながら施設の方へと歩き出した。

ちょっと待って。立ちションなんて聞いてないよ😩

2泊予定してるけど明日帰ろうか？
こんなことあり得る？？テントにかけられたらどうすんだよ。

暗くなるまで、何度もテントの周りをウロウロする足音が聞こえた。
怖くて外に出られない。

仕方ないから今日の焚き火はやめてお風呂も明るくなってから入る事に。

19時を回った頃、テントの中ですき焼きを楽しみながら2人で談笑してた。
外は真っ暗。

そしたらまた足音が聞こえた。

また来たね。と2人で話してたけど、今回はやたら長くテントの周りをウロウロしてる。

入り口前で足音は止んだけど、通り過ぎる音はしてない。心配だから鍵は内側に掛けてある。

おかしいなぁと格子窓を開けてみると、びっくり！！
テントの軒下で男の人がこちらを見て立ってるじゃないかーーーーー！！！

ギャーーーーーー！？！？！

もう真ん前！！絶叫！！

オーナーロッジの僅かな軒下にですよ？！
（オーナーロッジの写真見てくださいね）

明日帰ろうかと思ったけど、明日は満場の様なので様子を見る事に。

その後、葉っぱが揺れる音もアラレが降る音も全ての音に敏感になってしまって、草木がパキパキする度に外に出て確認するようになってしまった。

鹿だった。

何だろ、今までキャンプしてて草木がパキパキすると大型の野生動物だったらどうしようと不安になっていたのが、鹿の登場に物凄い安心感を覚えてしまうくらい恐怖の1日でした。

2日目

12時になって続々とキャンパーさんが来場してきた。

我が家の斜め向かいにもキャンパーさんが。

なんて安心感なんでしょう🥹

そこからようやく我が家も焚き火を始める事に。

ただ、昨日の事もあり夜はテントの中に籠ることにしたからオヤツタイムの時だけ。
暗くなるのが早いからね😅

夜は長い

テイクアウトで旅館名物鴨鍋🦆をオーダーして夜ご飯。

娘ちゃんは🦆がお口に合わなかったみたいだけど、
美味しかったなぁ。

食後は本を読んでゆったり過ごす事に。

お向かいのキャンパーさん、ずっと音楽かけてる。

時々誰かに話しかけるような声も。
我が家と同じく2人組なんだねぇと言うと、

娘ちゃんがポツリ。

あの人、1人だよ。なのにずっと誰かと話してるような雰囲気出してるよね。
ここの施設の人なのかな？

えっ、1人なの？！昨日とは違う怖さだわ。笑

独り言の多い人もいるじゃん、ママもだよ。

音楽は夜中の2時まで続き、娘ちゃんはいつの間にか寝落ちしていた。

お向かいさんから
そろそろ寝よっか？明日も早いしさ。
と、言う謎の会話も聞こえて来たところで、心の中で私も寝るよと返事をして就寝。

三笠高校レストラン

三笠に着いて思い出した！

そう言えば三笠には高校生レストランがあるんだった！
北海道で唯一の調理科専門の高校。

調理から接客まで全て学生さん達がやっている。

一度来てみたかったから帰る日のランチに合わせて予約してみた。

料理も接客も素晴らしかった。

一品一品、辿々しさはありつつも丁寧に説明してくれる姿や、調理している様子がよく見えるキッチンで一生懸命作ってる姿に、ここから一流の料理人が生まれるかもしれないんだなぁと思うと行って良かったレストランでした。

青春御前

品数もあり、ご飯おかわりOKで¥1400円。

私なんかここまで上手く作れないし、その辺のご飯屋さんより美味しかった。

今回の反省点

↑娘ちゃん、ご飯炊くの失敗。水足して保温中。


今回はキャンプらしいキャンプをして過ごす事が出来なかったのが残念。

野生動物を気にする事はあっても、今までとは違う経験で神経をすり減らしてしまった。

子供が一緒となると尚更。

新しいキャンプ場だと情報が少ない。
今回のようなマイナスの体験をしても堂々とネットに上げるわけにもいかないし、オブラートに包むしかないわけだけれど、少なくとも我が家がここを訪れる事は二度とない。

ガチキャンパーの方、と予約サイトには書いてあったけど、上級者であろうが初心者であろうが経験は関係ない。
少なくとも女子ソロキャンはやめたほうがいい。

キャンプや天候とは関係なく何があっても動じない、何が起こっても不思議ではない状況でもウェルカムな方向けのキャンプ場でした。