嵐が近づいていました。
おそらく設営時からかなりの雨になる予報。
初めはソロで行くつもりでしたが、ちょうど長男が仕事が休みだったので、長男とデュオ。

プレオープン中で、
トイレや炊事場は近くの施設のを借りるとなっていた
PASCOLOさんへ。

チェックインが2時だったので、
余裕かましすぎまして、11時ごろでりゃいいやーが、
なんやーかんやーで12時過ぎスタートになってしまった。
加えて、高速で事故があったらしく、
下道も渋滞、、、

なんと、3時間ちょっとの予定が、5時間のドライブに。

ヤッフーのナビで向かいましたところ、
まあ、大体この辺というあたりで、
「目的地付近に到着しました、案内を終了します」
って、

どこ、ここーーーーーーー！！！！

キャンプ場らしき物も見えず、看板もなければ、
店もない人もいない道でいきなりナビ終了。

結構な雨も降っていて、どっちへ行ったらいいのかまったく分からず、途方に暮れる。

ウロウロ走りながら、やっとこさ人を見つけて尋ねるも、
さすがはプレオープン。
2回お尋ねしましたがどちらもご存じないようでした。
しかし、どちらの方もとても親切に話を聞いてくれて、
一緒に考えてくれて、、、ありがたやー。

長男がグーグルで検索してみると、
いやはや、グーグル先生素晴らしい！
めちゃめちゃ細かい、道路とは呼べないような山道まで細かくナビしてくれて、なんとか到着しました。

道に迷いながら、
雨もすごいわ、時間も遅くなるわで、イライラもあって
「いやもうこれ、到着してからテントたてるのむりかもなー、
引き返そうかー」と弱気になっておりました。
当日の朝9時に発生した台風の進路が12時に発表されて東京の方を通るってなってまして、
こりゃ、もしかしてキャンプにはまずい天候になるやもしれぬ。
長男と、「キャンプ場について、誰かテントはってたら決行しよう！誰もいなかったら帰ろう！」と決めて、
えー！こんな先にほんとにキャンプ場なんてあるのー？！と不安に駆られながら、両側はうっそうとした緑で、わだちが続いているだけで、そのわだちもずーっと水溜まりになっている道を進んでいくと、急にひらけた場所に出ました。
「え？ここ？ここかな？」
「テントはってる人いるよ！」
しかし、受付の建物らしきものはなく、
PASCOLOと書かれたのぼりが数本たっている。

このテントが受付でした。
（写真は翌朝撮った物。到着時はかなりの雨の中でした。）
横に車を停めて近づいてみると、
中からオーナーさんが出てきてくれました。
受付がテントというのは初めてだー。

オーナーさんが、このテントに宿泊して常駐となってます。

夕方5時到着で、この雨！
キャンセルして帰るか迷いましたが、
オーナーさんの話では、
明日には雨は止む、経験上この台風はここには影響しないとのことだった。
そして、ソロの方がおひとり、テントをはっている。
5時間も運転してきて、このまままた運転して帰るのもつまらないし、お世話になると決めました！

雨の中での設営になるとはおもっていたので、さっそくレインポンチョを着込んではみたものの、結局はもたついてじゃまで作業がしにくかったので、脱ぎ捨ててずぶ濡れで設営（笑）
気温はそんなに低くなかったので良かった。
それでも途中で日は暮れて、ランタンつけての設営となりました。
テントを過保護張りするのに、
すっぽり入る大きさのタープを持ってなくて、
地元のコーナンでブルーシートを購入してきました。
見た目は悪いけど、水はじきは素晴らしいねブルーシート。

ブルーシートの下にテント。
いつものタープをそれにつなげて張りました。
幸い風はなかったので、雨も吹き込まず凌ぐことができました。
薄暗い雨の中の設営で、
わたくし大人気なくイライラして長男にあれこれ厳しく指示してしまいましたが、いやー、2人で良かった。
これ、ソロだったらもっと時間かかるし。
で、
ずぶ濡れになったので、設営してすぐ、車に乗り込み
風呂へ！

真にまっくらな山道と雨と泥道で、
途中で車が動かなくなるんじゃないかと心配しつつ、
グーグル先生のおかげで無事に風呂任務成功。

タープ下で焚火。
TCタープではないのですが、
すでに火の粉でちょっと穴開いてるタープなので良きかなーと。
かなりの雨漏り箇所があったので、
養生テープではっときました（笑）

最初に買ったタープ、ボロになったなー。


冒頭でも書きましたが、
トイレと炊事場がまだないので、
歩いて数分のおとなりの施設をお借りしにいくわけですが、
途中に川があって小さな橋を渡り、何件かの廃屋の前を通り、
一件のお家のトイレと炊事場を借りるようになってました。

正直トイレまでの道中は、なかなかのホラーな感じ。

こちらの玄関から、おじゃましまーすと靴を脱いで上がります。

私がキャンプに求める
「非日常感」増し増し。

長男も喜んで、ライトひとつ持って動画撮りに行ってました。

いやはや、プレオープン期間限定のイベントトイレですね。

それでも、こちらの施設（養鶏場）で明日行われるイベントの準備のため、遅くまで人がいて、そんなにこわいことはなかったです。

晩飯はラーメン鍋。
肉、しいたけを家の冷蔵庫に忘れるという大失態。
翌朝用のハムを入れて凌いだ（笑）

新しい焚火台デビュー。
よく燃えます。
安定していて、薪をくべやすい。


稲光がすごかったけれど、
ゴロゴローはあまり聞こえず、雷雲は遠かったみたいで良かった。
テントに入ってからもピカピカは長く続いてました。

オーナーさんと言った通り、翌朝には雨は止んで
こんな感じに晴れ間が見えてました。

台風のせいでキャンセルが発生し、
この日は私たちとソロの方だけ。
贅沢〜。

途中の廃屋の主。
どでかい蜘蛛の巣です。

雨の時用に、百均の折りたためるコンテナを裏向きに置いて
その上にツール用コンテナをおきました。

このキャンプ場、近隣の灯りがほとんど見えないので、天気が良かったら星が綺麗だろうなー。

オーナーさんのご好意で、
チェックアウト時間を遅らせてもらったので、
乾燥撤収できました。
汗ダラダラになる程ピーカンになりましたー。

雨だったせいか、
テントにハサミムシがたかってまして、
撤収時はハサミムシとの戦いになりました（笑）
ファスナー部分をカバーしている布をめくったら、
7匹くらいがズラーっと並んでいて、
ヒイイッてなりましたよ（笑）
菜箸持ってピーン、ピーンと遠くへ飛ばすのですが、
ポトッと落ちると、また一目散にテントにむかってくんだよなコイツら。

そして、また、
「ハサミムシはさまる！」

タープにガイロープを、
しゅっとほどけるもやい結びにしていたんですが、
しゅっとひっぱると、輪になった部分が小さくなって抜けるはずのところ、
その輪にハサミムシが挟まりやがった。
まったく、シュッとかんたんにほどけるようにしてんのに、
コイツを救出しなけりゃならなくて一苦労（笑）

景色を独り占めしてコーヒーを飲む長男。

とても広々として気持ちの良いキャンプ場です。
来年にはトイレや炊事場などの施設棟を作ってオープンの予定らしい。
PASCOLOさん、またお世話になりたいキャンプ場です。

こんな道を通るのですが、
帰りにここを走っていたら、
突然横の森から
トーン！と鹿が飛び出してきて、
ハタとコチラを見てまたすぐ反対側の森に入って行きました。
一瞬のことでしたが、
素晴らしく夢のようなワンシーンでした。
鹿が美しかった。

今回はマイカーで初めて行ったキャンプでしたー。
ラパンの後ろは、こんな感じです。
2人なら余裕ですね。
しっかし、三連休だったせいか、
帰りも渋滞で、やはり5時間かかりましたー。
運転お疲れ様、俺！