下界からやって来た男

8月のその男は多忙を極め、日々自宅と職場を行き来するのみでした。
しかし男はどうしても天空にあると伝わるその場所を目指すため、来るべき日までに激務の処理、そして旅の支度をし、嵐の中、ただひたすらその日を待ち侘びました。当日、無事に旅立ち、ついに彼の地に足を踏みれる事が出来ました。
【当日の天気「雨」雷注意報発令中】

くもわくテラス天空キャンプ場

初めてのフリーサイトに緊張しつつ
宿屋の親父に問う
男「親父！良い場所はあるかい？」
親父「ああ、あるぜ！ただし雷には気をつけな！」
進められたのが写真中央上部ちょい右に設営してある場所。無事設営完了。
【冬はスキー場の為、サイトは基本斜面。その中でも割とフラットな場所だった為推奨された】

酒を呑む、書を嗜む

空は曇、たまに雨が降り出す。
タープの下でゆっくり孤独を楽しむ。
サイトにソロは自分のみ、他はグルキャン、ファミキャンのみでした。
でも距離感は充分でしっかりリラックスできました。

マヌーサ

しばらくすると周りはあっと言う間に雲に包まれたような景色に。
この後、目の前の焚き火シートの先が全く見えない位に完全に男は独り包まれました。まるで外にいるのに個室にいるような感じでした。旅の相棒であるネコのタマ子と共に
【虫除けシールです。】

火水風地

日も落ちて辺りは真っ暗。
焚き火の炎、雨と風の音、ぬかるんだ地面
でも男は独りこの時間を愉しむ。
【22時に就寝、夜中2時に大雨の為、テントが軋む、そして雨漏り。処理をしてまた寝る】

翌日、朝飯、そして撤収へ､､､。

次の日　無事、嵐をやり過ごし、朝飯を食う。
飯はなんでも良い、この場所で食べればきっと美味いはブレないから。
腹を満たして重い身体に言い聞かせ、撤収開始。

撤収完了　そして現実へ､､､。

来た時よりも美しく。
小さなゴミが結構あったのが残念でしたが駐車場までの道、ゴミ拾いをして帰りました。次の人達が少しでも気持ちよく使えたら少しは自分も誰かの役に立ってるかな。
さあ、9月はどこに行こうかなー！