夏はヒグマが食べ物を探して活発に動き回る時期...
熊生息地域や熊が目撃された地域でキャンプする場合は注意・熊対策が必要なので熊よけグッズを購入。

今回、購入した熊対策グッズ４点

①忌避「熊をぼる」
②警戒させる「クマよけ鈴」
③威す「熊よけホーン」
④撃退する「熊一目散」

※参考、
今回はヒグマ対策用として準備しましたが、今年は本州でも東北地方を中心に各地で熊が市街地に入ったり家に侵入して人間が被害を受ける事案が多発していますので、熊の出没が確認された地域にお住まいの方は予防として検討した方が良いかもしれません。

★今年の北海道ヒグマ出没情報を確認したい方
　は以下、
　 ・タイトル名「ヒグマ対策」
　　　　　　　　　＊7/31まで絶賛更新中！
　　　https://campiii.com/camp/29214

①忌避「熊をぼる」

販売元　：エコ・ワーク（旧津軽の炭小屋）
製品名　：熊をぼる（旧熊にげる）


熊を寄せ付けないことが大事！
熊は非常に優れた嗅覚を持っており、3キロ離れた場所からでも臭いを嗅ぎ分けるようで「熊をぼる（旧 熊にげる）」はカプサイシン・木酢液などを混合して強力な刺激臭を発生させることで熊を寄せ付けない忌避剤です。
選んだ理由は、液体販売のものを田畑で使うことで熊被害が激減したことが東北はもちろん全国の各自治体で確認されていることと、自然由来の成分で安全性が確認されていることです。「熊をぼる」は携帯用に開発された商品で、山仕事をする人や企業が活用して熊との遭遇率が激減したことも確認されています。

■製品、
・携帯用の忌避剤
・忌避剤保管袋
　 ※利用可能期間は開封後2ヶ月～6ヶ月
・専用のカラビナ付き携帯ポーチ付属

※注意点、
・風上に熊がいる場合は効果なし。

②警戒させる「クマよけ鈴」

販売元　：FIELDOOR
製品名　：クマよけ鈴、ホイッスル

効果は若干疑問がありますが熊よけのド定番「熊よけ鈴」です。
長年使っていた熊鈴が変形して音が変ったので買い替えたのが当製品。
鈴に輪ゴムを付けることで音を止める構造になっていることとホイッスル付きなので選びました。

■製品
サイズ）
クマよけ鈴 : (約)14cm×3.5cm×2.5cm
ホイッスル : (約)10cm×2.5cm×1cm
重量）
クマよけ鈴 : (約)35g
ホイッスル : (約)20g

※注意点、
藪をかき分ける音や渓流などでは水の音で熊よけ鈴の音がかき消されるので有効ではありません。また、鈴の音が鳴り続けるので小さな音などが聞き取れず熊の気配に気づかないリスクもあります。

★参考、
誰もが熊よけ鈴を使っているので熊が音に慣れている個体もいるとのこと。

③威嚇「熊よけホーン」

販売元　：コンパル
製品名　：熊よけホーン

熊と距離を保つことが大事！
人間が熊の存在に気づくより先に熊が人間の存在を知っているので、できるだけ早い段階で人間の存在に気づいてもらう目的で熊よけ鈴などで音を出して対策していますが、藪をかき分ける音や渓流などでは水の音で熊よけ鈴の音がかき消されるので有効ではありません。

このような場合に使うグッズで”熊おどし”があります。
構造は筒状のパイプに爆竹を入れて爆発させることで人間の位置を知らせることができ、個体によっては音に驚いて遠のく効果も確認されています。製品は釣り具販売の”SMITH”やキャンプ用品販売の”村の鍛冶屋”が有名どころで、他はノーブランドの物が数多くあります。

いろいろ考えた結果、”熊おどし”は、爆竹が湿らないように保管しなければならないことや爆竹に点火するマッチやライターが必要なので面倒。
また、使う時に爆竹を取り出して本体に入れて着火する手間も面倒なことから却下。

いろいろ探すと「熊よけホーン」があり、ボタンを押すだけで猟銃・猛犬・爆竹音を大音量（110dB）で発生することができるので第二の熊鈴の代わりとして購入。
他にLEDライトやSOS音を発生する機能もあります。
連続使用時間は音量・発音機能で変わりますが（最大連続4～12時間）連続使用しないので問題無しと思っています。

■製品仕様
・本体
　 サイズ：約 幅45×奥行90×高さ18.5mm
　 重量　：約 59g
・カラビナ付属
・USBケーブル付属

＊110dBとは、
自動車の前方2mの距離で聞くクラクションの音レベルです。

※注意点
熊と遭遇した際の使用は”熊おどし”と同様、逆に熊を刺激するので使用不可です。

★参考、
2024/６月、BE-PALで完ソロ時のお勧めアイテムとして紹介されていたものです。
お値段は2024/6月時点は約￥5,500でしたが現在は約￥2,000程度になっているのでお手頃。

④撃退「熊一目散」

製造元　：バイオ科学株式会社
販売元　：ティムコ
製品名　：熊一目散

熊に遭遇して睨めっこになれば勝ち目はないが最後の抵抗として熊撃退スプレーで対応するしかない！
何にするか考えた結果、2025/5/11に国産初の熊撃退スプレー「熊一目散」が販売開始されたので購入した。
今までは海外製品か、国内では”SMITH”や”村の鍛冶屋”が販売している「くまいちばん」しかなかったので躊躇していました。

海外製品は安いが噴射距離が3m～8m、噴射時間が短い、噴射形式が独特でいざというときに使えるのか？造りがザツい！なによりヒグマでも有効なのかが不明...
国内の”SMITH”や”村の鍛冶屋”が販売している「くまいちばん」は製造元が中国の同じ製品でクオリティに疑問があり、対象がツキノワグマなので論外...
海外・国内販売中の物は使用期限が短いのも難点。

動物医薬品メーカーであるバイオ科学株式会社が開発した国産初の「熊一目散」は、海外の安全基準を満たしており有効性はヒグマ・ツキノワグマ・イノシシ・サルで確認されているので安心です。

■製品仕様
・有効成分：カプサイシン2％以上
・噴射距離：約10ｍ
・噴射時間：約10秒
・内容量　：280ml
・対象動物：ヒグマ・ツキノワグマ・イノシシ
　　　　　　サルなどの獣
・使用期限：製造から5年

※注意点
・風上に熊がいる場合は使用不可。自分がカプ
　サイシンを浴びることになります。
・スプレーは、口・鼻・目など粘膜に吹き付け
　ないと効果はありません。

★参考、
熊が風下の場合は人間の匂いに気づき離れることから遭遇するケースは熊が風上に居ることが多いとのこと。