【前書き】

どうも。
先日、ここの諸先輩方とグルをした際
「こんにちは！お肉が好きですです！」
という、なんとも気持ち悪い挨拶をしなければならないことに気がつき、ネームを変更しようかと考えている、お肉が好きですです。

ま、それはそれとして、
先日、久しぶりのファミキャンに出かけたので、ここに記しておこうと思います。

【ゴールデンやのに】

「なぁ、ゴールデンウイークやで。なんなん？黄金やで！どこも行かんの！？キャンプ行こうや！」
リビングでゴロゴロしている家族に声をかける。

「んーーーー。キャンプなぁー。いく？んーーーー、いく？」
やんわり行きたくない雰囲気を出す娘。
「あれやろ。新しいテント買ったからやろ。使いたいだけやん」
どストレートに物申す息子。
「え？なに！？私、入ってないやんな？なんで見てるん！」
できれば行きたくないオーラを全開にする嫁。

「行きたくない！したくない！それでまかり通る世の中なら、俺はもう仕事に行かん！」
少しきつめに言ってみると、まずは娘が
「んーー。マサ（弟）が行くなら行くわ」
「えぇーー。んじゃ、ママが行くならいいで」
「ほんなら、いっちゃん（娘）が行くなら行くわ」
「じゃ、私はマサがいくなら行くから。。。」
「なんやねん！俺は！？パパが行くなら、がない！」
と少々怒り気味に言ったあと、反転し
「なんやねん。。。家族ってさ、なんやねん。。。ゴールデンて、名ばかりやん。。」
と、寂しさをここぞとばかりに出してみる。
最初に勇気ある娘が
「わかった！行く！行くやん！」
と参加表明した。
これをきっかけに息子も参加、嫁も参加となった。
お肉はとても満足した。

【人として】

さあ、どこに行こう！

最近はいつも湖岸緑地に出かけている。
あまりにも利用しているので、湖岸緑地の管理事務所に、かなりの長文でお礼と感謝を述べてしまったほど利用している。
管理事務所から、これまたなかなかの長文で「ありがとうございます！」が届いたが、それを喜ぶお肉に
「そんなメールもらったら、返事書くの大変やし、私は全くもって嬉しくない」
と嫁に言われてしまった。

きっと嫁は、人として大切な何かを母親のお腹の中に忘れてきてしまったのだろう。
もしくは、抜歯の際に抜いてはいけない神経を抜いてしまったんだろう。
それはそれは、とても可愛そうだな。
と思った。

閑話休題。

お肉的には湖岸緑地で良かった。
むしろ湖岸緑地が好きだ。

が、久しぶりのファミキャン。
いつもと違うキャンプ場、というか、お金を払ってキャンプをするためだけの高規格キャンプ場に行こうと思い、色々探してみる。

しかし、当然のように、当日の午後から行けるキャンプ場はなく、悩んでいるお肉に娘が
「もうすでにテントで金使ってるねんからキャンプ場は無料やろ！」
と、言ってきた。この人も人として大切な何かをお腹のなかに、、、。

「おれ、しゃべらんトイレのとこやったらいいで」
息子は南三ツ谷が苦手。
理由は本人が既に明かしているが、南三ツ谷のトイレは入口付近にセンサーが取り付けられており、人が前を通ると
『こちらは、、湖岸緑地、、南三ツ谷、、公園、です』
と、無感情なアナウンスが流れる仕組みになっていて、それが怖いのだ。

志那1は混んでるだろうし、結果、目標地点を志那2にして出発することになった。
いつもと同じ、である。

【勝利】

助手席には、まったく助手の仕事をせず、早々に寝落ちしている息子。
運転席の後ろに娘。
一番安全な助手席の後ろに嫁。

道中、娘と嫁が懐メロやら何やら、音楽の話で盛り上がっている。
お肉もたまに参加するが、女子の力に圧倒されてそこまで入りきれない。

それにしても、ずっと、まぁーーー、歌っている。娘も嫁も歌っている。

それでも会話に入ろうと、
「これ聞いてみ！歌詞めっちゃいいから！」
と車でお気に入りの音楽を流すも、
「あー、うん、いいな。でさ、ママ、この前さ、、」
「え？なに？聞こえへん！」
すぐに話しは違う方向に流れ、邪魔と認定された音楽のボリュームを落とし、お肉だけが小さく歌うだけとなった。

それでもいい。
こうしてキャンプに付き合ってくれているのだから。
僕は、何故か、今は亡き親父のことを思うに至っていた。

志那1
予想通り、駐車場どころか侵入口まで車で溢れていた。
「やっぱりなー！見てみ！ほら！いっぱいやろ！」
ゴールデンウィーク。
志那を知っている人間なら、誰もが予想でき、誰もが的中させることができる。
それを『さすがやろ♪』と、偉そぶって言えることもファミキャンの楽しさ。

志那2
「んー、まあ、いつもより多いけど奥に行けば空いてるレベルかな？」
もう一度いう。
志那を知っている人間なら、誰もが予想でき、誰もが的中させることができる。
それを『わかってるやろ♪』と、少し上から言えることもファミキャンの楽しさ。

車を駐車スペースに入れ、テントが設営できる場所を下見に行く。
なかなかいい場所があったので、少し大きめの声で
「ここをキャンプ地とする！」
と、言うと、
「やめろや！はずかしいねん！」
「なんなん！？え？大人やんな！？」
「うっさ。うっざ。」
と、三者三様の言い方で全キャンパーを敵にまわす発言をしてきた。
負けてはいけない！
CAMPiiiの仲間のためにも！
とは思わなかったが、再度
「ここを！キャンプ地！としまっす！」
というと、みな黙って顔を伏せた。
父が勝利した瞬間である。

※画像はまったく関係ない星空の画像です。
星空、難しい。。。
はい、Leiaさん。存分に草を！😑😑😑

【プチパニックとは】

荷物をあらかた運び終わり、グランドシートを広げ中途半端にペグを打ち、しゃがみ込んでいる父に
「なぁ、大丈夫なん？YouTubeとか見たほうがいいんちゃう？」
と、息子。
父は今、プチパニックなんだよ。

今回が初張となるDODワンポールテント。
テント購入の再、色々調べていると
『グランドシートがあるほうが設営楽だよね♪』
『グランドシートの対角をピーンで簡単だよね♪』
なる意見を目にし、それならば！と一緒に購入したグランドシート。

が、全くわからん。

すっげーゴム紐長くね？
対角ピーンでペグ打ったけど、インナーの紐ペグに届かんくね？
どこかで『シートとインナーのペグは共有できます』って見たけど？
別々に打つか？
いや、八角形のテント、別にしたらシートとインナーで16本も使ってしまう。
そうなったらペグ完全に足らんやん。
ゴム紐を二重にするん？
え？なに？どーするん？

てか、さっき「ここをキャンプ地に！」とか言うてたん、今頃恥ずかしくなってきたし。
そんなことを思いながらしゃがみこんでるところに、声をかけてきた息子。

うん、まったくその通り。
早速調べます。すいませんでした。

が、色々調べるも明確な答えは得られず、結局、感性で張ることに。

父と息子がテント担当。
娘と嫁がコットやら寝袋やら担当。
ペグやゴム紐をうまく調整し、ポールを差し込んで立ち上げる。

それなりに形になったが、ベンチレーター開けるの忘れてて、ポール抜く。

再度立ち上げて、それなりに形になったが、タープ連結用のトンガリハット乗せるの忘れて、ポール抜く。

三度目の正直で、ようやく形になった。

前に垂れ下がっているタープも初物。
ここは予習してきた通りにガイロープやポールを器用に使い、完成となった。

まあ、改善の余地はゴビ砂漠ほど広大にあるが、今日はここまで。
もう、やり直す気力も勇気もなくなっていた。

【晩御飯ですよ】

なんとか設営が終わり、只今、テント内にて娘と嫁がせっせと寝床を作っております。
ずっと待ってたからね。
「あ、できた！」とおもったら、倒れるテント。
「おお！完成！」とおもったら、また倒れるテント。
「え？もういいん？完成？」と疑問に思ったら、完成したという、感動を吹き飛ばす設営方法で、ようやくコットも入れれるように。

テントの中から聞こえてくる嫁の声。
「そんなん言うたりなや。がんばって建てたんやし、、、」
とか
「わはは。でも、ちゃんとできたやん。可愛そうやん、、、」
は、全く聞こえていないので、さっさと晩ごはん作ります。

今夜のメニューは
・はじめまして！アヒージョさん！
・お肉たっぷり！ペペロンチーノ！
・パパが大好き！厚揚げ焼いたやつ！
・パパが大好き！ちっちゃい餃子！

アヒージョ。
作ったことないんでやってみた。
にんにくを入れたオリーブオイルを火にかけ、お肉としいたけ、ウインナーとカマンベールチーズ、エビとタコをびち込み、アヒージョの完成！だと思う。
その『アヒージョだと思う物』とフランスパンを共に食卓へ。
感想は
「んー、不味くはないけど油？いや、不味くはないで」
気を使う娘。
「なんか、なんかなぁー、違うな、これ」
食ったことないのに、しったかをする嫁。
「おれ、しいたけ嫌いやねん。しいたけ臭い。いらん」
どストレートな息子。
よしよし！『だと思う物』いい感じだ！
どんどんいくぞー！

アヒージョの油をちょいと取って、ぶつ切りにしたステーキ肉とウインナー、細かく切った砂ずり、を湯がいたパスタと共に炒める。
にんにくを追加し、ほりにしで味付け。軽く醤油で整えたら、食卓へ。
「あ、うん、これはいいんちゃう？」
「まぁまぁ食べれるな」
「しいたけの匂いするやんけ」
こちらも大好評！

皆が舌つつみを打つ食卓を眺めながら、餃子と厚揚げをあてに呑む。

ファミキャンの醍醐味を堪能した。

※写真、まったくなかったです！
次は頑張ります！

【寝る時間ですよ】

食後、こっそり持ってきたバドミントンを思い出す。

どうせ君たちのことや。
することないだのヒマだの言うんやろ。
そこでバドミントン出したら
『さすがパパ！』
てなるんやろ。
簡単すぎるわ、子供なんて。

と思い、隠しながら持ってきたバドミントン。
ご飯も食べ終わり、少しヒマが見えてきたこのタイミング！
「することないんやろ？車見てきてみ」
と娘に提案する。
「は？なんで？めんどくさい」
「いや、いいから見てこいて」
「なんなん？なんでなん？意味わからんから行かんし」
「いや、あの、バドミントンもってきてるから」
ちょっと誘導間違えたけど、これでいけるはず。
「バドミントン？暗いからやらん。てか、寒い。てか風つよい。無理」
「おま、せっかく持ってきたのに！バドミントン持ってきたのに！あるって知らんかったやろ」
「え、知ってるで。荷物最後まで運んだん私やし。置いてきてることでわかって」

なんやろ。また今は亡き親父のことを考えてる。あー、きっと俺も同じような反応してたんやろなぁ。それで思い出すんかな？

「でも、ありがと。明日できそうならするわ」

いやいや、こっちがありがとう！
んで、なんかごめん！

外は寒かったけど、なんか暖かかった。
そんな事思いながら焚き火を見つめる。

気がつくとみんな寝るためにテントに入ってる。
火が消えたことを確認し、色々と片付けてから自分もテントに向かう。
なんだかんだ父親思いのいい子たちやな。
テントのチャックを開けて中に入ると、父の横で寝るはずの息子が居ない。
ん？と思って見渡すと、ママと一緒に寝ている。

ワンポールの向こう側に、三人で寝ている。

こっち、すごい広いけど？
普通、真ん中にポールあったら、2：2やん？
こっち、コット2つありますけど？
すごい広いけど？

やっぱり寒いよな。
寝るとき、寒さは増していた。

※写真まったくありませんでした！
次は頑張ります！

【帰りますよ】

朝、テントから出ると嫁がひとりチェアーに座っていた。
「おはよう。寒くなかった？寝れた？」
と何気なく聞くと

「なぁ、あれ、なんなん？寝れんかったん？ウトウトってしたら『ミィーー、ミィーー』、ちょっと寝たら『ミィーー、ミィーー』『シャーー、シャーー』。なんなんあれ？チャックやろ？何回するん？ミィーミィー、シャーシャー。暑いのか寒いのか、ミィーミィー、シャーシャー。出たら戻ってきてシャーシャー、また出て暫くしたら戻ってきて、シャーシャー、ミィーミィー。何回するねん！て気になって、でも寝ようとしたら、またミィーミィー、シャーシャー聞こえて、、、」

それを聞きながらお湯を沸かしてコーヒーを淹れる。
『朝はこれまた寒しな。これを飲んだら少しは落ち着くやろ。キャンプで飲むコーヒーは格別やしな。ほら、淹れたてのコーヒーや。飲め』
口にはしないが、そんなこと思いながらコーヒーを目の前に差し出す。

嫁、ひと口飲んで
｢苦っ！」

朝ごはんには、マフィンにスクランブルエッグを乗せて、コーンスープと共に。
あと、残ってたチーズとお菓子。

みんなが思い思いに過ごす中、ちょこちょこ片付けては車に運ぶ。
父が行くって言うたから、コットやマット、シェラフを片付けては運ぶ。

嫁が娘に
｢見てみ、ほら。ちょこちょこ片付けては車に運んではるで。偉いなぁー。」
と薄めたコーヒー片手に話している。
｢ミィーミィー、シャーシャー、うるさかったけど、ちゃんと片付けて運んではるわ。偉いなぁー。」
まだ言うとる。
｢てかさ、パパ、髪の毛無くなってきてるやん。風でヤバいで、あれ。飛んで行ってるで、あれ。」
｢そんなん言うたらんとき。可愛そうや。それより、いっちゃん、夜中のミィーミィー、シャーシャー、気にならんかった？もう、あれが気になってほとんど寝れんかった、、、」
まだ言うとる。

車に荷物を載せる時、バドミントンが目に入ったが、髪のこといじった娘を思い出し、そっとシート下に戻して荷物を積み込んだ。

テントを撤収し、タープも畳んで、ここは少しだけ手伝ってくれた家族に礼を言い、湖岸緑地を後にした。

家に着くと、みんなが荷物を運んでくれ、嫁は洗い物をしてくれた。

ちょこちょこ片付けては運ぶ俺の背中を見て何かを感じて、何かを思ってくれたんだろう。
そうなら嬉しいな、と思い、
帰るなりゲームを始めている息子を除く他2名に感謝した。

【まとめ】

初張りの
テントは予習が
大事です


五、七、五でまとめてみました。
というか、DODのワンポールテントとグランドシート持ってる人、教えてください。


あれは、なに？？
どーするの？？
また禿げる。。。

あと、写真頑張ります。。。


あ！それと！
このテント、自分の小遣いで買った、と思ってたら、家族からの誕生日プレゼントになってました！
ありがたや、ありがたや。。。🙏



※この写真は心霊写真です。どこでしょう。
答えは次に！
※後にスナフキンさんが祓ってくれました。
ありがとうございました。

【ここです、ほら】

こわw